美容室が明る過ぎる

美容室の新築現場は、そろそろ足場を解体したい時期。そうしないと、いつまで経っても玄関ポーチから店内へ続く床タイルが貼れないから。壁に張る大きなサインは施主工事なのだが、足場が無いと取り付け出来ない筈。足場が解体されるまでに設置できるのだろうか? 「急がないと現場が遅れるよ~~~」 と、言いながら、室内では大工さんが、まだ作業をしている。応援の大工さんもいたが、予定通りに終わるのかが凄く心配な状況。

外壁や軒裏の塗装工事は、完了していた。ワインレッドと言うか、あずき色と言うか、そんな感じの色をした外壁だが、北側で直射日光が当たらないこともあり、思った以上に落ち着いた色に見えて良かった。

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室内は、造作家具の取り付けを追えていた。造作家具の天端が埃で汚れているのに気が付いたが、ここは養生しなくて良いのだろうか? こう言うところが、凄く気になってしまうので、直ぐに監督さんに電話。完成直前にクリーニング屋さんを入れ、内部を隅々まで綺麗にして貰うのだが、汚さなくて済むならば汚さない方が良い。

施主の中には、「引き渡し前のクリーニングを、自分で遣るのでその作業の必要ない」と言う方も居るが、そんな方ほどその場になると「やれ、ここが汚れている」とか「やれ、ここに染みがある」と騒がれるもの。そんな些細な事で引き渡し前の大事な時期に、互いに不快な思いをしたくないのが本音。クリーニングとは、掃除の意味だけでなく点検の意味も含まれているのだが、そんな話はどんな参考書にも書いていないので知らないのだろう。

それにしても、この美容室は明る過ぎるほど明るい。もう少し暗くても良いと思うのだが、まぶし過ぎるほど明るい。もう少し陽を押さえないと、家具の背面の青が勝ち過ぎてしまう。ムムム・・・、暗くしたいぞ。

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明るくしたいと悩むことが多い日常だが、暗くしたいと悩むことは珍しい。