Diary 2000年8月10日

昨夜、雨が降りました。そのせいでしょうか?少し凌ぎやすい朝を迎えています。

「賃貸住宅の流れを読む」と言う内容の本を読みました。今、「賃貸住宅」は確実に変化をし始めています。従来のように、「部屋の面積を貸してやる」と言う発想での建物は、全滅すると言っても過言ではないかもしれません。「借り手」のニーズは、確実に変化しているからです。その事に何時までも気が付かず、何の取り柄も無い「四角い箱」を造ると言う愚作しか発想できない人は、賃貸住宅を造るのは止めましょう。衰退するのは、火を見るより明らかですし、街が汚れます。

これは、「分譲のマンション」にも言える事だと思います。分譲マンションの最大の欠点は、「制約」が多い割に、空間に「楽しみ」が無い事です。そして、その汎用性も「一戸建て住宅」に劣ります。こんな建物ばかりが、いつまでも売れる時代ではありません。消費者は、デベロッパーやセンスの無い設計士よりも、よっぽど勉強しています。

「プロと言う意識の上にあぐらを掻き、何の向上心も無い建築関係者は消えて欲しい」と願われている時代だと言う事を、思い知るべきです。