■Mysteryの建築■ No.13 ―詠み人知らずの建築

とある路地を歩いていたら、突然、畑の中に奇妙な建築物を発見しました!

建物は鉄筋コンクリートで造られた柱と梁。

それに屋根の部分、と言っても屋根は無いのですが、ワイヤーみたいな物が3本ほど張られています。見た感じでは、もう何十年もこのまま建っていたと言う感じです。

詠み人知らずの建築

てっぺんにワイヤーが張られているのが分かりますか?

直径にして2~3cmは有ろうかと思われる太いワイヤーです。

建物の大きさは、だいたい5m角。高さにして7mっぐらいでしょうか。

周りが完全に住宅街なので、凄く異色を放っています。

だから余計にこの正体に惹かれるんですよ~

で、考えてみた・・・・・・この正体に関して。

詠み人知らずの建築2

建物が古そうなことから、これを建てた当時は、まだこの周辺は畑だったと推察。

そうなると倉庫と言うのが一番単純な考え方なんですが、それにしてはガッチリし過ぎ?しかも2階である必要は無い。となると2階が必要なのは何?

それと天辺に張られているワイヤーは何???

同じように古いことから、同時期に張られていた物だと思う。

けっして、倒壊防止などの為に、最近張られたものとは思えない。

んんん・・・・・・・分からん・・・

詠み人知らずの建築3

通り掛った人に「これは何ですか?」と尋ねてみたんですが、誰もその正体を知りませんでした。そこに確かに存在するのに、誰からも忘れ去られた建築物。

きっと建てている当時は、いろんな夢や希望を一身に集めていたのかもしれません

今は昔、詠み人知らずの建築です。

詠み人知らずの建築4