Diary 2006年1月13日

ニュースで「浄化槽の蓋が盗難にあう!」なんてニュースを報じていた。しかも一枚や二枚じゃなくて大量に。
なんでも付近では、道路側溝の鉄蓋とかグレーチングの盗難も相次いでいるらしい。「鉄は売れるから、犯人は小銭稼ぎの為に盗んでいるのでは?」と報じられていたが、だとしたら随分情けない話だなぁ。日本て、いつからそんなに貧しい国になったんだろう。

自分が子供の頃、ペットボトルなんて物は無く、ジュースはビンが全盛だった。
そのジュースの空き瓶をお店屋さんに持って行くと、たしか10円をくれた。だから川などに行って、落ちているビンを拾い集め、換えて貰ったお金でアイス等を食べていた記憶かある。今思うと、どんだけ貧乏なんだ?と思うが、やっている自分達に、そんな意識は無かったし、勿論卑屈さなんか微塵も無かった。そう言う時代だったし、そう言う遊びだった。

それに落ちていた瓶でお金を貰う事に多少の後ろめたさが有ったから、瓶を川の水で綺麗に洗い、ピカピカにして持って行った。また、一度に持って行く瓶の数だって、お店に迷惑が掛かるほど大量に持って行ったりはしなかった。
子供ながら、子供には子供なりのルールみたいなものがあった。

それが飽食の時代と言われている現代、滅多やたらと蓋を持ち去るってどう言うこと?どんだけ貧しいの?
まさに「ルール無用」なんだ・・・・・。

ルール無用の悪党に正義のパンチをぶちかませ ゆけ ゆけ タイガー タイガース~・・・と、微妙に変えて歌ってみる。

ちなみに貧しいのは、お金の事じゃなくて「心」の意味。