Diary 2006年1月18日

一日中水の中に潜っていて、忘れた頃に水面に顔を出し息をする。なんか、そんな感じ。だから一日中息苦しい。
肺活量少ないんだけどなぁ・・・・・・。


東野圭吾著 白夜行 読了

最後の一頁を閉じた時、本によって様々な感想や独特の余韻を残すが、この本の場合は息を飲んだまま暫し呆然とし、何かを考えると言う感じではなかった。
ただラストシーンを想像しながら圧倒されていた。

だから単純に「スゲー!」とか「面白かった!」とか「いや~やられた~」なんて感じでは無い。
前から凄いとは思っていたが、東野さん・・・・・・凄いです、はい。
この本は、一種独特の“凄み”を持っています。強烈なプレッシャーを読み手に与えます。
行間に迫力と重さを感じました。こんなの初めて。
だから馳氏の解説を読み、ただ「そうそう うんうん」と納得していただけだった。

さて読み終わった今、ドラマを見るべきか見ないべきかを悩む。
このエンディングがドラマで出来るのか?
本を読んだ人に、「見なきゃ良かった」と言わせないか?なんか見るのが怖くなってきた。
本当はドラマを楽しく見るために、先に読んでしまえと思っていたのに、こんな筈じゃなかったのに・・・。

流石は直木賞作家と言うところなのか。
確かこの作品も直木賞にノミネートされながら受賞できなかった筈。
と言う事は、「容疑者X」はもっと面白いと言うことかぁ・・・・・・・買うかなぁ・・・。

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