Diary 2006年4月6日

新聞に載っていた話。
鎌倉に建てる住宅の確認通知書に添付する「都市計画」と「風致地区」の許可書を建築士が偽造!・・・・・とな。あほか。

これ、どう言う事かというと、住宅を建てる為の【建築確認申請】は民間の検査センターで認可を受ける事が出来る。
民間検査センターとは、姉歯の耐震偽装で有名になった「イーホームズ」みたいな会社の事。

ところが土地には「用途地域」以外に規制が設けられている場合がある。例えば鎌倉のように風光明媚な観光地の場合とか、町の景観を守ろうとしている地域、あるいは崖が多く、地震に対して建物の安全を他府県よりも規制している地域など様々。そして、これらの規制が設けられている場所に建物を建てる場合、とーーーぜん、その許可が要る。
そしてこの許可に関しては民間の検査センターでは許可・認可をしない。決済権があるのは行政庁なのだ。

つまり民間の検査センターで建物の確認申請を認可して貰っても、その前段の許可は行政庁で取らなければならない場所もあると言う事。で、鎌倉がそう。

その行政庁から貰う二つの許可を、建築士先生様が偽造し、さも「行政で許可貰ってますよ~」みたいな顔をして、民間の検査センターに確認を受けたと言うこと。で、それが発覚したと言う事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱりアホだ。

民間で確認を認可した物は、とーーーぜん「何処何処で、こんな建物を建てることを認可しましたよ」と、行政庁に報告する事になっている。だから行政庁から取るべき許可を偽造なんかしたら、その時点で はいアウト!な訳。

そんな事は、ど素人でも分かる筈なのに、なんで建築士先生様がしてしまうのか?
まっ!いろんな諸事情は有るのだろうけど、「建築家の職域と職能が・・・」なんて話をするズーーーーーーーっと以前に、
人として問題が有るのでは?

もうチョット書きたいけど、打ち合わせの時間だから、この続きは夜にでも。


★さて、夜。なんか今日は一日中電話していたような気がする。
喋り疲れたと言うよりも精神的に疲れた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・追い立てられているような感じで。

朝の続き。
最近感じるのは、例えて言えば、今は「ゆるゆるの時代」なのか?と言う事。

いろんな場面で、いろんな人が事件や問題・騒動を起こすけど、その責任の取り方が甘いと言うか不明瞭な気がする。
狂牛病/耐震偽装/偽メール/通り魔/ウィニーの情報じゃじゃ漏れ騒動/兎に角、数え始めたらきりが無い程の様々な騒動のどれを取っても、根っこは「俺は悪くない 世間が悪い!」的な逃げ方。下手すると逃げる事もせずに開き直る始末。所謂「逆ギレ」ってやつ。

絶対に思う。
「人に迷惑を掛けないようにしなさい」ではなくて
「人様のお役に立つ人間になりなさい」と躾たい。

身体が美しいと書いて「躾」。
幼稚園で習うことが、全部きちんとできる人間は素晴らしいと言う事。

こんな話、今の人には通じないか?
いやいや、そんな事は無いと信じたい、うんうん。