Diary 2006年8月15日

終戦記念日です。
TVでは、小泉さんが靖国に参拝する模様を、ずっと放送しています。コメンテーターと称する人たちが、賛否両論語っています。やれ「中国が、どうした!」とか「韓国が!アメリカが!」なんて他国の目を気にする話から、「次期総理候補が、こう言った」の「ああ言ったの」と、とにかく賑やかな事です。なるほど、大人の社会と言うのは、いろいろと難しいようです。

で、そもそも「終戦記念日」って、一体何をする日なのでしょう。
戊辰戦争以降の戦争で、お亡くなりになられた方たちに、お参りする為の日なのでしょうか。一年に一度だけ思い出して、花を手向けに行くのが「終戦記念日」と言うことなのでしょうか。なんか、違うような気がするんですが・・・・・・。

戦争と言う行為で、もう人が死ぬような事は、無くそうと再認識する日なのではないですか。
瑣末な利権やエゴ、人の我によって起こる小さな諍いを諌め、大きな戦争へと発展させない事を肝に銘じる日なのではないですか。

そんな大切な日を、次の戦争への火種にしてはダメです。
それは、靖国で拝まれた方の方たちにとっても、本意では無いでしょう。

難しい話は分かりませんが、今日は日本の国では諍いや争いをしてはいけない日だとしたら、そして中国にもアメリカにも、世界中の国全てに、そんな日があるのだとしたら、一年の全ての日は「争ってはいけない日」になるのかもしれません。


甘っちょろい理想論では有りますが、理想論から全てが生まれる事も確かです。
そんな事を考える日が、終戦記念日なのかもしれませんね。