Diary 2006年8月3日

「強い奴が勝つんじゃなくて 勝った奴が強いんだ!」って、誰かが言ってたけど、今は「日本人なら勝てるんだ!」の時代らしい。 まっ、いろんな企業が、あれやこれやで後押ししているから、今更判定負けでした、なんて醜態は晒せないのだろうが・・・。

「こんな勝ち方はアカン!もう1回試合して、どっちかが倒れるまでやろうやないか!それまでベルトは要らん!」なんて男気は・・・・・・無いのねぇ・・・。 「正々堂々」とか「真っ向勝負」みたいな言葉は死語なのかもしれない。「男気」と言う言葉も、年がら年中吠えていれば強い男と言う意味なのかもしれない。

健さん・・・「男は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格が無い」と言った時代は、今はもう昔です。

昨日のいろいろな事件やトラブルのとどめに、あの試合結果を観て、今朝は“トゲトゲオーラ”を通り越して、気力さえも萎えている(↓)。 悟空!おらに元気を分けてくれー!・・・・・・・・・って、それは悟空のセリフか・・・。


★国交省が検討していた「建築士に再試験を!」みたいな話は、関係団体からの反対を受け、断念したらしい。いつもは横の繋がりが悪いと言う噂の、幾つかの建築関連団体も、こう言う時の動きは「一糸乱れぬ」・・・・・・らしい(笑)

でもその代わりに、定期的に講習を受ける事や、その度に終了試験を受ける案が検討されているとの事。
同時に設備設計とか構造設計に関しては、別の資格を設けると言う案も出ているとの事。
ふん、どれも後手の策で、その場凌ぎの場当たり的な発想と言わざるを得ない。役人が、考えそうなガス抜き案だ。

だいたい医師とか弁護士と言った、他の国家資格との扱い方に、差を付けるのは如何なものか。そこは気にしなくて良いの? それに、どんな立派な講習をしようが、どんな試験を受けさせようと、悪い事をする奴はすると思うけど。

それよりも日本の義務教育の中に、「住環境学」みたいな事を盛り込んで、全ての人が建築の基礎を学ぶ方が、よっぽど良いような気がする。別にそんな難しい専門的な知識を教えようって事じゃなくて、ごくごく初歩的な事だけで良いのだから。

でも、現状は、そんな教育はない。だから何も知らないまま大人になる。そして、エゴが出る。
私のような建築士の言うことなんか全然聞かずに、「自分の家だから」と言う、ただその一点のみのエゴで、平気で違反建築・違反改造する人って意外と多い。みんながそう思って勝手な事をするから、日本の国ってドンドン汚い街並みになるし、諸外国に胸張って「良いでしょ~」って言えなくなっているのだと思う。
そのくせヨーロッパ辺りに行くと、「こんな綺麗な街並みの国に住みたい」とか、言っちゃうんだよねぇ・・・理解出来ない。

馬鹿でインチキする建築士も、大勢居るのかもしれないけど、そいつらの締め付けだけをしても、ダメなんだよ。
もっと日本人全体の住教育や、街や風土や、自分一人で生きているんじゃないって事を学ばなきゃ!
それがインチキ建築士を、インチキマンションや、欠陥住宅を無くす事に繋がる事を理解するべきだよ>国交省。 違う?

なんか書いてて辛くなってきた・・・・やめよ。