Diary 2006年11月7日


月桃庵、外壁タイル貼り完了。
貼りかけの途中に見えるけど、これで完了なの。

「剥がれかけた」と言うか、建ててたら何年も過ぎた建物をイメージしているから。本当はタイルも、一部割った物を貼って欲しかったぐらい(笑)

そろそろ木完。(木工事完了の意味)

犯行現場の作り方 ←こんな本を出版することになりました。
(表紙画像は出版社サイトにリンクしてます)

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『犯行現場の作り方』
●著者 :安井俊夫
●発売日:2006/12/01発売予定
●仕様 :四六判/232P
●定価 :本体1,260円(税込)
●発行・発売:メディアファクトリー
ISBN4-8401-1757-8 
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出版社のメディアファクトリーさんから、執筆のお話をいただいたのが5月。
6月から書き始めて、つい先日書き終えたばかりです。
うちのサイトの『ミステリーの家』が下地ではありますが、完全に別物に仕上がっています。
チャンとしたお知らせページを作りますが、まずは、いつもご愛顧いただいている常連様に御報告です。

たぶん全国の大型書店や、ネット書店でも購入出来ると思います。詳しいことは分かり次第、その都度ご報告いたします。どうぞ暮れのご挨拶、新年の年始の品として、お買い求めいただければ幸いです(笑)。
ちなみに、ここまでは書いて良いと言われたので、以下に本の目次を書きます。

『犯行現場の作り方』目次

第1章 正十角形の危険な館
    高さ6m。支柱のない屋根に、巨大なガラス製の出窓
    ――『十角館の殺人』綾辻行人

第2章 日当たりの悪い「8」の字の家
    お風呂が12個ある大豪邸は、中庭からの採光が頼り
    ――『8の殺人』我孫子武丸

第3章 51mの廊下があるロッジ
    窓のない狭くて暗い廊下に、客室15室が一直線!
    ――『長い家の殺人』歌野晶午

第4章 明治の建物を改修したホテル
    居留地建築の様式にインド風装飾を施した擬洋風建築?
    ――『玄い女神』篠田真由美

第5章 建物も廊下も十字の屋敷
    火事が起きても逃げやすい!? バリアフリーな3階建て
    ――『十字屋敷のピエロ』東野圭吾

第6章 元・天文台の大豪邸
    オリオン座を表現。中と外を逆転させた天才的建築家の趣向
    ――『笑わない数学者』森博嗣

第7章 教団の中庭に立つ82mの塔
    教祖のみがエレベーターで上がれる、頭頂部の<祈りの間>
    ――『誰彼』法月綸太郎

第8章 本陣の格式を伝える離れ家
    枝折り戸には閂。手水鉢から欄間をのぞき、こざるを外す
    ――『本陣殺人事件』横溝正史

第9章 正方形を2等分した三角屋敷
    実は台形! 仲たがいで真っぷたつにした奇妙な洋館
    ――『三角館の恐怖』江戸川乱歩

第10章 斜めに5度傾けられた館
    極寒の宗谷岬に立つ、傾いた屋敷とピサの斜塔を模した塔
    ――『斜め屋敷の犯罪』島田荘司


自分で言うのもなんですが、建築好きにもミステリー好きにも、楽しんでもらえる内容になっていると思います。
少しでも多くの方に、読んでもらえると嬉しいです。

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