市街地の多くの場所では、防火地域あるいは準防火地域と言う指定が設けられている。つまり火事が起こった時に、隣近所に迷惑掛けないようにしようね・・・と言うこと。したがって壁や窓に、防火に対する配慮をするように法的に義務付けられる。
この建物が建つ場所も、準防火地域の規制を受けている。
そのとき、外壁に板を張ることは許されていない。理由は簡単、木は燃えやすいと言う認識があるから。本当に燃えやすいのかと言う話は、いろいろとあるのだが、話すと長くなるので、その事は取り合えず置いておく。
でも絶対にダメな訳ではなく、燃え難くなる処理が施されていれば良いのだ。でも、そう言う処理をする事、あるいは材料と言うは、一般的に言ってコストが高くなることと同じ意味を持つ。でも、良質な建物を建てようと考えた場合、法を遵守することは大前な訳で、それが良質な都市を構成することにもなるのだ。
なんて物事を大上段に構えては考えていないが(笑)、でも守るべき事は守りたい。ただそれだけ。根っ子に有るのが、法律を守るのか、住み手を守るかの違い。
ちなみに法律はちゃんと守ってますので、誤解無きよう。