『影踏み』 読了 - 24

影踏み
影踏み
横山 秀夫
横山さんのハードボイルド作品、いやーーーーーイイ!!!
個人的には「横山作品にハズレ無し!」と、実感した。
しかも今までの警察関係者視点での作品ではなく、犯罪者が主人公のハードボイルド。
主人公の「真壁修一」は、忍び込みのプロ。捕まっても口を割らない壁のような強さと、その名から“ノビカベ”と呼ばれている。
法曹界を目指していた真壁が、両親と双子の弟を火事で亡くした事件をきっかけに、犯罪者に落ちる。この修一の中に居付く双子の弟の啓二。そしてかつての婚約者だった久子。
三人がそれぞれに背負う哀しみ。
全7話からなる短編集。
ちょっとだけ、トラブルシューター真島誠(by IWGP)の匂いがしたが・・・。