最近、日本人全員が「号泣する準備は出来ている」状態になっているのではないかと感じている。だから映画も小説も「泣き」の作品が増え、ヒットするのも「泣き」ばかり。
たまに「泣き」以外の作品が当たる時は、「昭和は良かったなぁ~」と、過去を思い出しては、まったりする内容だったりする。
「まったり」するのも嫌いじゃないけど、冷静になってふと周りを見ると、みんながみんな泣きたがっている光景は、チョッと奇妙に感じ、怖くも、悲しくもある。
もっと元気出そうぜー!たとえ仕事が辛くても、たとえ税金が多くても、たとえ年金が支給されなくても、たとえ政府がオバカさんでも、悲観して、下ばかり向いて、「いつでも泣けますぜ状態」でどうする!
そんな時こそ元気の出る映画を見よう!・・・と言う事で探したのは「300」。
これは良い!スパルタ式の躾と生き様、観ていて元気が出そうだ。これは抑えておこう。
そして、これも観たいぞ!「君にしか聞こえない」。原作は乙一ちゃん。
成海璃子の演技が光り、後半では号泣しそうな予感・・・・・・ん?泣いてどうする?
時代は、やっぱり泣きなのか。そして私も、号泣する準備は出来ている一人なのかも・・・。