ドリームハウスの謎

昨夜のドリームハウス「7坪の家」を見た。相変わらず、リアルで面白い番組。
紹介された建物も、7坪と言う建築面積の狭さを、地下室やロフトを利用する事で、縦空間を上手に使い、狭いと言う印象を上手に解決されていた。
それにまた値段が安い!!!
たしか設計料併せて¥2750万円ぐらいだったと記憶しているが、そのうち設計料が安く見積もって¥250万円。(でも地下の構造計算はしなくてはならないから、もうちょっとするかも?)
と言う事は、本体工事¥2500万円。そのうち消費税がおよそ¥120万とすると、本体価格は¥2380万。バルコニーを抜かした床面積(たぶん施工床面積だと思う)が、25坪ぐらいだったと記憶しているので、そうだとすると¥95万円/坪。妥当か?
ただUBやキッチンと言った設備機器のグレードが、物凄く良かったような気がしないでも無いが・・・(笑)
いずれにしても良く頑張ったな~・・・・・職人さん(笑)と、まるで素人のように楽しく観賞。
ただ、見ながら幾つかの疑問がチラホラ。
その1は、階段の竪穴区画が必要では?と思ったのが、3階以下の200㎡以下の住宅だから要らないのか・・・と、納得。
その2は、地下のAVルームは居室では?だとすれば採光の確保は必要では?と思ったのだが、高窓が設置されているのを見て、「おおー、これかー!」と納得。
その3は、2階の上にスノコ床のロフトが設置されていた。このロフトの事。番組中に何回も「ロフト、ロフト」と連呼していたので、確かにロフトなのでしょう。つまり高さを1.4m以下に抑え、下階の床面積の1/2以下に抑えてあったから、床面積にはカウントしていない・・・と言う意味で、ロフトと呼んでいたのだと認識した。でも、そうすると一つおかしな点がある。それは窓の面積。
通常、ロフトとして扱えるもう一つの条件が、ロフトに設ける窓の面積は、ロフト床面積の1/20以下と規定されている。法的に言えばロフトと言うのは「物入れ」としての認識なので、大きな窓を設ける事を良しとしていない。でも、あのスノコ床のロフトには、それこそ「大開口の窓」が設けられていた。あれはどんな裏技だったのだろう?
それだけが理解できなかったのが、なんか悔しい。
それと、なんでキッチンを建築家が選んであげないのだろう?これも謎だった。
でも1番の謎は、施主と建築家のツーショットの映像が全く無かった事だったのだが・・・・・(笑)

コメント

  1. しょーじ より:

    こんちは!ドリームハウスは見なかったんですけど、ロフトの謎について。
    1/20の開口制限は、神奈川県だけなんですよー。
    神奈川以外なら、好きな大きさの開口でOKなんです。建築行政は、メチャクチャです・・・

  2. 探偵長 より:

    ウソーーー!知らなかった・・・。
    そうなんですか、ったく、これだから今の建築行政は信用できん。
    お教えいただき、感謝でした。
    疑問に感じていた事が、スッキリしました。