『連戦連敗』と言う本を書いたのは、建築家の安藤忠雄氏。
世界の舞台でコンペを競い、勝てなかった苦悩と、そこから学んだ数多くのことが書かれていた。私はだいぶ前に読んだけれど、安藤さんは、けして連戦連敗なんかじゃないと感じたのを覚えている。今日の私の方が、よっぽど連戦連敗と言った気分。
理由は、貰って来れると思った確認申請が、結局は明日か明後日に持ち越したから。
「主事が休み」だとか「委任状の書き方が悪い」と言った理由で、節操も無く決済を伸ばして良いのか?
だいたい「委任状の書き方が悪い」って、どう言う事よ?基準法の中に、委任状の形式なんか決められていないよ。
私も彼是27~8年ぐらい、確認申請を提出してきたが、ただの一度も委任状の書き方でクレームなんか付けられた事が無かったので、正直ビックリした。
「やれ、建築士の番号を書け」「やれ、ここに建築士事務所の登録番号を書け」「やれ、ここに事務所の名前を書け」って、その度に違う事を言われたが、そんな事を行政に言われる筋合いは何処にも無い。
委任状と言うのは、建築主が「この人に仕事を任せたよ」と言う、建築主と設計者(あるいは代理者)との約束状みたいな物で、行政の『ぎの字』も係わり合いが無い代物。
ただ一定規模以上の建物は、建築士の資格が無いと設計も監理も出来ないから、建築主は資格所有者の建築士に頼んだ事が証明されれば良いだけの事。それが委任状の意味。
そう言う性格の書類なのに、「ここに何を書け」「ここにこれも書け」と、今までには見た事も聞いた事も無いような言い掛かりを付けてくるのは、万が一何か不祥事が有った時の事を考えて、自分たちの保身をしているに他ならない!
確かに姉歯を代表とするような悪党建築士は居た。それは認める。
でも、こんな書類を何十何百書かせても、欠陥建築も違反建築も無くならない事は、火を見るよりも明らか。法改正の趣旨を間違えてるよ。
四会連合も何やってんの?こんな程度の低い改正を、指を咥えて、ただ見ているだけなの?誰か、違ってる事は違っていると言える、偉いさんは居ないのか?
ここ数日・・・・・・・・・・・・不毛だ~~~~~~~~~~~~~~~~~。