得だったのか 損だったのか・・・・・

ケーキ屋さんで、ショート・ケーキを5個買った。
本当は4個で良かったのだが、昔から物を4個買うことが出来ない。なんだか縁起が悪いような気がして、買えないのだ。それにたいていの場合、余所様への御土産やお使い物だから尚更、その辺りに気を使う事になる。
ただし、この「+1個」が、微妙~な空気を生む事がある。たとえば相手が3人の場合なら3個買って行けばいいのだが、相手が4人の場合だと5個買うことになる。この余分な1個を、私の分だと誤解されかねない。「コイツ、ここで食って行く気なんだな?」なんて勘ぐられたら、些か居心地が悪くなる。この辺りの拘りが、時として辛かったり、辛くなかったりする。
で、話しを戻すが、そんな私がケーキ屋さんでケーキを5個買った。
勿論、5個めは余分の1個。すると!!!事もあろうにケーキ屋さんのオネエチャンは、「ひとつサービスしときますね」と、満面の笑顔で、チョコレート・エクレアを箱に入れたのだ!
なんですとー!なんで!・・・なんでなんだ!それだと6個になってしまうじゃないか!
そんな馬鹿な・・・・・そんな事なら4個買って、ひとつサービスしてもらい、5個にしたのに。
まるで夢を見ているような気分で、私は訊ねた。「なぜサービスなのか?」と。
するとオネエチャンは答えた。いつも買って貰っているから、今日は特別だと。
・・・・・・・・・・・・・やられた バタッ 
そりゃあ、私はいつもこの店でケーキを買っているが、そんなサービスをして貰ったのは今日が初めて。
間違いなく得をしたんだけど、不思議な事に損をしたような気分になったのは、なぜだろう。次にまた、あの店でケーキを買う時には、4個買えば良いのか、5個買うべきなのか悩んでしまいそう。たかがケーキを買うのに、心理的な読みが必要だったとは・・・・・。

コメント

  1. ぼーす より:

    いっそのこと、小さめのホールで買うのはいかがですか?

  2. 探偵長 より:

    なるほど、そう言う手もあるかもしれませんね。
    できればロウソクを何本か入れてもらい
    相手様に、プチ・クリスマス・モードで
    楽しんでいただく事も、ありかもしれませんね?(笑)