この時期には、広島・長崎の平和記念日や終戦記念日と、戦争に関連する日が続く。そして戦争とは関係ないが、12日は日航機の御巣鷹山に墜落した日でもあり、辛い記憶が蘇る8月の上旬。私の中では一年の中で、静かに過ごしていたいのが、7月と8月だったりする。
特にお盆の時期は、ジッとしていたい。
お盆の時期に泳ぎに行くなんて事は絶対に出来ないし、昔からしてこなかった。なぜって、この時期に泳ぎに行くと「死んだ人に足を引っ張られる」と、教わってきたから。
だから海で泳ぐなんて事は有り得ないし、プールにだって入らない。
これまでの人生で、たった一度だけ乗っていたボートから落ち、海の中に入ってしまった事があるが、それでも一瞬でボートによじ登ったし、ふざけて私を突き落とした友達と喧嘩になったぐらいだ。つまりそう言うことを信じると言うか、怖いと思う物が有ると言う事。
本当に死んだ人が足を引っ張るとは思わないが、お盆を過ぎればクラゲが出るしも波も高くなり危険も多い。それを諌めるための方便だと思うが、でも「死んだ人が足を引っ張る」と言う言い方は嫌いじゃない。
そう言うことを子共に言うべきだし、伝えるべきだと思っているから。
「夜、口笛を吹くと蛇が来る」とか「夜、爪を切ると親の死に目に会えない」とかは、家の照明が暗い時代に、子供を諌めた話だと思う。
この時代、都会のマンション地上10階に蛇なんか来ないし、親の死に目になんか会いたくもねぇ・・・なんて嘘ぶくガキ子供達だって少なくないしね(笑)
でもね、そう言うことをチャンと言えて、子供を躾けたり出来ることが大切だと思う訳。
先日、ファミレスで食事をしていたら、近づいて来て「こんにちは」と挨拶をする女の子が居た。一瞬、誰だろうと考えたが、直ぐに知り合いの娘さんだと気が付いた。何年も会ってないから見違えてしまったが、確か高2の17歳。彼女はどうやらデート中だったようだが、それでも恥ずかしがりながらも、ちゃんと挨拶をしていくその子を見て、「ああ、チャンと躾けられているな」と思ったのです。
躾って、躾けている親は直接その結果を体感しないけれど、周りの人が「躾けられている」と感じる物だと思う。結果がストレートに出ない物だけど、だからこそ大切なのでしょう。
関係ないけど、キラキラしている高校生カップルを見て「ああ~青春だな~~~~~、ええなぁ~~~~」と、羨ましく、そして微笑ましくも思ったのでした。
オヤジだぁ~・・・・・(笑)。
コメント
我が家では、「お盆の時は海で泳ぐのはお化けに海に引き込まれるからダメ!」と教えています。
口笛は..まだ吹けないのですが、ふつうの笛で蛇が来るとも..。
そんな私も..おやじです。
迷信や言い伝えとは、チョッと違いますが
昔は家の中にも怖い場所があったものです。
今はどの部屋も、どの場所も同じように明るくて
暗くて怖い場所などありません。
良いと言えば良いのでしょうが、つまらないと言えば、確かにつまらなくなってしまいました。
それが寂しいですね。