雑感

嶽本野ばらが逮捕!なんでも大麻所持らしい。逮捕理由を見て、悪いけど納得した。
それでも、たぶん人気は落ちないでしょう。
でもそんなのカンケエネェ!はい、オッパッピー!(だって少女漫画読まないし~)
書いている物と作者の人格が、一致しているとは限らないし、読み手もそれぐらいは感じているでしょうからね。
ニュースネタを、もう一つ。
「行列が出来る」の橋本弁護士が、山口県母子殺害事件の被告側の弁護団に、損害賠償請求を起こされたと言う話。なんでも大阪の方のTV番組内で、その弁護団に対して適当でない発言をしたらしい。
法律の事は良く知らないし、その番組も見ていないから、感覚だけで物を言うが、橋本弁護士対山口母子殺害事件被告弁護団の喧嘩なら、間違いなく橋本弁護士を応援する。
法律論ではなく、どちらが正しいかなんて事も、見てないから知らない。
それでもどちらかを応援するとしたら、間違いなく橋本弁護士だ。と言うか、あっち側の弁護団が嫌いなのだ。
好き嫌いで物を言ってはいけないが、それでも嫌いなものは嫌いだから仕方ない。
彼らの正義と私の正義が全く違うのだから、受け入れられない。ただ、そんだけ。
ついでに書いちゃうけど、東京武蔵野市の「楳図かずお邸」の問題だが、私ならどうするかを考えてみた。ただし立場によって、考え方が変わるのは当然。


■楳図邸設計者だとしたら
建物上の部分に、マッチョメマンの顔のような窓を設けることは厭わない。
外壁を紅白のボーダー柄に塗り分ける事には反対する。
■近所の住人だったら
建物上の部分に、マッチョメマンの顔のような窓を設けることは問題ない。
外壁を紅白のボーダー柄に塗り分ける事は、やめて欲しいと話し合う。(たぶん無駄だろうと思いつつ)
■目の前の家に住んでいたら
建物上の部分に、マッチョメマンの顔のような窓を設けることは問題ない。
外壁を紅白のボーダー柄に塗り分ける事には、断固として反対する。(たぶん無駄だろうと思いつつ)
って感じだ。
法律論で言えば、禁止されていないから、塗り分ける事は出来るでしょう。
でも都市の原風景を考えたならば、それは愚行だよね。「じゃあピンクなら良いのか?」とか「紫なら文句無いな」なんて言い出したら不毛。
メキシコの建築家、ルイス・バラガンのように、必ず建物の一部をピンク色に塗る人も居たが、彼の思想は生涯一貫していた。例えばメキシコの「サン・クリストバトル」の外壁ピンク色などは秀逸たと思う。また室内に様々な原色を用いた色彩感覚にも驚かされる。日本で言う倉俣史朗の色彩感覚に似ている。
で、そう言うロケーションで、そこまで徹底したデザインポリシーで、誰が見ても流石だと唸るような配色なら、なんぼでもおやんなさい。
残念ながら日本は戦争に負けてしまったために、都市計画の根幹が崩れ、雑多で秩序の無い、統制の取れない都市になってしまった。だから、やりたければ好きにやれば良い。
でもね楳図さん、その建物は本当に白と赤のボーダー柄で塗り分ける事が、最良の建物計画だったのですか?それを最初から考えて、企画立案したプランですか?
そして設計と施工をしている住友林業さん、施主個人の利益のみならず、日本と言う国、あるいは東京都、あるいは武蔵野市、あるいはその通りだけでも良いから、紅白に塗り分けられた楳図邸を建てることで、より良い環境になるのか?と、一度でも考えましたか?
考えた結果の答えなら仕方ない、好きにすれば良い。
それが私の正直な気持ち。
国交省のお役人は、少し考えたほうが良いと思う。
くだらない確認申請の手続きの事など、どーでもいいから、この国の都市計画の根幹を。
そして一番大切な建築教育とは、何を教え、何を育てれば良いのかと言う事をね。
以上、雑感です。

コメント

  1. タナ省 より:

    お久しぶりです!
    光市の事件については全く同感です。
    妻子を持つ身としては、怒り心頭に達しますね。
    裁判員として参加したいくらいです。

  2. 探偵長 より:

    ご無沙汰してます。
    皆様お元気ですか?
    弁護団を嫌う方の多くは、被告を弁護すると言う立場を嫌うのではなく
    死刑廃止論を、一事件の上で論議しようとする姿勢が嫌いなのだと思います。
    勿論、私もそこが嫌いです。
    陪審員制度が決まったら、こう言う情報を入れずに
    事の善悪を判断しなければなりません。
    それはそれで大変な事ですよね・・・。

  3. ぼーす より:

    光市の事件については私も同感です。
    変な理屈(犯罪者も更正の余地がある)で法律を作るよりも、
    いっそのこと、江戸時代に逆戻りした方が、
    刑事については良いかもしれません。
    ..民事(都市計画論)も江戸を造った頃あるいは、明治初期まで遡った方が良いかもしれませんね。
    #私は懐古主義者ではありませんが..。

  4. みけねこ より:

    こんにちは。
    橋本弁護士が番組内で仰っていたのは、「弁護団が許せないからって、新聞社に脅迫状や銃弾を送りつけるのは筋違い。辞めさせたいなら弁護士会に請求すればいいだけ」という趣旨だった筈です。そして「このどーしよーもない弁護団の会見が大阪弁護士会で開かれるけれども、一般市民は入れない。なので所属の僕が、テレビを見ている皆さんの代わりに出席して聴いてきます」とのことでした。(その報告はまだ放送されていませんが)。この、くっだらない弁護団は、その後大量に舞い込んだ請求の処理で業務が妨害されたので提訴に踏み切ったとか言っていますが、橋本さんの発言の流れを思いっきり端折ったお馬鹿さんたちです。もし自分たちの妻子が同じ惨劇に遭ったとして、ドラえもんだの死者のよみがえりの儀式だの言われて、受け入れられるのでしょうか?
    (橋本弁護士はまた、これまでの一審二審の弁護士は、今回の弁護団の弁護内容に異議を唱えなければならない筈だ、弁護していないと言われたも同然なのだから、とも再三仰っています。どちらが人間として正しいか、考えるまでもありませんよね)

  5. かぴばらさん より:

    流れをこわすようで恐縮ですが、楳図邸問題にからむ素朴な疑問です。何故建設途上の家の壁色が判ったのでしょう。天然色の完成予想図が現場に掲げてあるのかしら。建築の申請をするときに外壁の色も申告するんですか? それで通っているなら今更ひっくり返せないだろうなと思ったり。

  6. 探偵長 より:

    法が必ずしも正義でない事は、残念ながら事実でしょう。
    また弁護士と言う職業の役目も、おぼろげながら分かっているつもりです。
    だからこそ、死姦は蘇りの儀式、赤ん坊を叩きつけるのは、ままごとの延長と言う
    一審二審では聞いたことも無い言い訳を
    捏造している(少なくても私にはそう見える)弁護団に納得する事が出来ません。
    あとは「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」って感じです。
    でも、みけねこさんの説明で、事の流れは理解できました。
    顛末を見守りたいと思います。

  7. 探偵長 より:

    かぴばらさん、はじめまして。
    なぜ外壁の色が分かったのか、それは私にも分かりません。
    確認申請の段階で、外壁の色を届ける義務はありませんから、この時点では確定していない話です。
    唯一、事前に届け出る必要があるのは、国定公園内や風致地区と呼ばれる規制の掛かった区域だけ。また例外としては、地域の約束事として決めた地区計画や、地域の協定が設けられた土地もありますが、それらの地域は「おとなしいトーンの色」に限定されており、間違っても紅白をOKしたりはしていません。つまり、この地域に規制は無いと言う事です。
    たぶん、マッチョメマンの顔に似せた窓の形を見て、近所の人が「外壁は何色ですか?」と、尋ねたのだと思います。
    反対する人のコメントを動画で見ましたが、窓の形にまで「不気味で薄気味悪い」とまで言うのは、些かいただけません。こうなると、もう感情論ですから、妥協点は見出せないのかもしれませんね。
    落とし所が気になりますね。

  8. 茶研 より:

    ども、ごぶさたしてます~。
    橋本 →(正) 橋下
    ですな。
    光市の事件。
    公判中というのに事件に関する映画が公開されるとのこと。
    異例といえば異例なのですが、一つ考え直すことができるようになればとも思いますね。

  9. 探偵長 より:

    茶犬さん、おひさです。
    漢字が違ってましたね。
    いつもながら、的確な指摘をありがとうございます。
    映画の件は、本当に異例ですよね。
    多少なりとも、審理に影響しないのでしょうか?
    気になるところです。

  10. 探偵長 より:

    茶犬の「犬」の字を間違えたのは、ネタです(嘘)
    失礼しました。
    正しくは茶研さんと言う事です。

  11. 橋下弁護士が4人の弁護士から提訴!TVで懲戒を扇動!!

    山口県光市で1999年に起きた母子殺害事件の差し戻し控訴審で、殺人、強姦(ごうかん)致死、窃盗の罪に問われた当時18歳の元少年(26)の弁護団に加わる弁護士4人が9月3日(月)、テレビ番組内で懲戒処分を視聴者に呼びかけられて業務を妨害されたとして、大阪