小田原市立病院内から、毒薬と指定されている「筋弛緩剤」2本(各10m/g入)が盗まれたと言う事件があった。筋弛緩剤とは脳への信号を邪魔し、呼吸器系への障害をもたらす劇薬。猛毒と言われているフグの毒は、天然の弛緩毒にあたる。この筋弛緩剤2本と言うのは、大人3~4人分の致死量に相当する量。当然、薬品庫で厳重な管理されていたのだが、この1週間に消えていたと言う。こんな薬、使用目的は一つしかないと思うのだが・・・。
この筋弛緩剤が使われた事件で有名なのは、2001年の仙台で起こった「筋弛緩剤事件」が思い出される。確かこのときは、1件の殺人と4件の殺人未遂だった筈。こんな怖い事が小田原で起こらないことを祈る・・・って言うか、そんな劇薬の管理、もっとチャンとして欲しい!
これも危機管理の一つなんじゃないの?・・・・甘いなぁ~、小田原市。