国防を預かる防衛省が、今年度の研究発表会の資料に「ガンダムの開発に向けて」と、言う考えを盛り込んだ。
ここ
資料を拡大して見ると、「陸上装備として」と言う項目に書かれている。つまり宇宙(と書いて、そらと読む)用ではなく、あくまでも地上用と言う事だろう。ツッコミ所が満載で、何処から書こうか迷うぐらいだ。
まず最初に、ガンダムと言う名前は決定事項なのだろうか?(笑)
ある段階の世代までは、ガンダムと聞けば人型有人ロボットとイメージできるが、知らない人は全く知らないと思う。そんなアバウトな呼び方を、大切なシンポジウムの資料に、これ見よがしに書いて良いのか?他人事ながら心配になる。
それから、なぜいきなりガンダムの開発なのだ?
物には順序と言う物がある。地上用の個人装備ならば、まずはガンタンクの開発が筋だろう。これならば既存の戦車の上に、人型の胴体より上部分を載せるだけで出来上がる。あんまり無茶をせずに、まずはココを開発するべきだ。ちなみにPSのガンダムの対戦ゲームでは、意外と使えるのだ(いや、関係ないけど・・・)
それから一番大事な事は、この資料を作成した人が「ガンダム」の意味を知っているかと言う事!←ココ大事
ガンダムのガンは、重火器のGUNで、ガンダムのダムは足の「ふくらはぎ」の事だと言う事を!あの部分を如何に細く作るかと言う事に、どれほどの技術が盛り込まれているかと言う事を知らずして、ガンダムを語ること無かれ!(んなオーバーな~) 詳しくは『ガンダムさん』を読むべし。
そしてそして最後に、防衛省がガンダムを開発するなら、検察庁はパトレイバーを作るべきだし、内閣府か文科省は対宇宙用兵器としてエヴァの開発をするべきだし・・・と、挙げればきりが無いので、この辺で。
冗談抜きで防衛省はこんな事で、守屋さんとか久間さんのことに対して、煙幕を張ったのだろうか。いや、話の流れから言えば「左舷弾幕薄いぞ、なにやってんの!」ってところか・・・。
コメント
こんにちは。
昨日、この話題に触れて、かなりのガンダム好きの夫に、どういうことか聞いてみました。…ますますわからなくなりました。
そもそも、ロボットとサイボーグ、アンドロイドの区別もつかないんです。そこにニュータイプなんて、私の許容範囲を超えてます…。
ここに書いて有る話は、ほとんど冗談ですから、真に受けてはいけません(笑)特に、ガンダムの「ダム」は足の事では有りません。そう言うネタの漫画が有ったと言う事で、読んでいる方だけに分かる楽屋ネタですから。