最後に観たのは

市川監督が、お亡くなりになってしまいましたねぇ。
数々の名作を残された巨匠ですが、私の中ではやはり「金田一シリーズ」の監督さんと言う印象が強いです。最後に劇場で観たのも、リメイクされた「犬神家の一族」でした。あの静かで柔らかい映像の奥に隠された、淫靡で官能的なまでの残酷さや力強さは、本とは一味違った物として完成されていました。映画を観る事によって、原作本を読み返し、横溝氏のファンになった方も多いかもしれません。
昭和の巨星が、また一つ流れた様な気がします。