『走ろうぜ、マージ』 読了-8

走ろうぜ、マージ
走ろうぜ、マージ
馳 星周
『不夜城』の著者として有名な馳さんと愛犬マージとの、最後のひと時を記録した本。
11年という月日を共にしたマージが不治の病に侵され、余命3ヶ月と宣告される。馳さんは東京の自宅を離れ、軽井沢の貸し別荘で、マージの最後の時を大切に過ごそうと決心する。その最後の夏を記録した日記。
犬に限らず、生き物を飼うと言う事は、必ずその死を看取る事になる。それが飼い主の定めであり、役目でもある。と、頭では分かっていても、そう簡単に割り切れるものではない。なんだか読んでいて、胸が苦しくなる内容でした。
犬繋がりで、『作家の犬』と『作家の猫』も読了済み。