神奈川県で、飲食店や娯楽施設と言った不特定多数が集まる場所での、全面禁煙化を条例化する動きが有るそうな。これが正式に決まると、国内初の全面禁煙県が誕生する事になる。煙草を吸わない私には、直接関係ない話だが、解決しなければならない問題が沢山あるような気がするし、それ以外にもチョッと気になることもある。それは思考のベクトルが、一方向性指向型と言う政策への杞憂。
つまり煙草が悪いと聞くと、煙草を吸っている人全てが悪となり、吸わない私は善となる発想が好きじゃないと言うこと。たしかに歩きながら煙草を吸う不心得者も多いし、小さな子供の傍でも配慮しない輩も多い事は事実。ここんとこは喫煙者の皆さんに考えて欲しいところではあるが、だからと言ってなんでもかんでも法律(この場合は条例)で、決めれば良いってもんでも無い。
マナーやルール、配慮や気遣いと言った事柄を教えられず、あるいは躾けられていないと言う部分をスポイルして、「違反したら直ぐ逮捕、あるいは直ぐ罰金ね」と言う、お上の発想には違和感を覚える。条例化して一律に上から物を言うのであれば、県の職員、市の職員全員が、まずは街でマナーを説きなさいよ。自分自身も、身内も、友人も総動員して、喫煙はマナーをもってと啓蒙しなさいよ。それでもダメなら条例化すれば良い。
個人的に、煙草は嫌じゃない。
ただ、マナーやエチケットの無い喫煙者が嫌いなだけ。
そして心の無い法の運用や、保身第一主義な発想が嫌いなだけです。