柔風

18日、小田原市長選挙が行われた。投票率は53%を超え、前回の市長選と比べて10%以上も高い投票率となり、その関心の高さが伺われる。
現職の市長が今季限りで出馬しないことから候補者は三人に絞られ、混戦が予想された。
個人的には、いろいろと問題があると考える「城下町ホール」と「駅前の良く分からない再開発計画」の推進か見直しか、それともその中間か・・・と言った感じの三者に対し、市民がどう考えているのかが争点となったような気がする。既に当確速報が出ているが、危うい計画に関して一度立ち止まり再考、あるいは見直してはどうだろうかと考えている方が当選したようだ。正直、少しホッとした。
無理な計画に対して一度立ち止まり考えること。無理だと判断したら躊躇うことなく見直すこと。それまでに費やした時間と費用が無駄になるからと考えずに、前向きな修正ならば、それは無駄な時間、無駄な費用ではなかったと考えられる柔軟さ。そんな柔らかさは、とても大切だと思う。
次の世代に吹く、新しい風に期待したいと思います。