この夏、遠洋・沿岸漁業共に、漁に出ない方針を取ると聞いた。理由は原油高。
漁船の燃料となる原油の高騰から、漁に出れば出るだけ赤字になるらしい。収穫した魚の値段と言うのは、売り手側が決めるものではなく、買い手側が決めるもの。だから、いくら燃料費が上がろうと、買い手がその分を上乗せして買ってくれない限り、赤字は増える一方と言う図式だそうな。で、その結果、考え出したのが漁に出る回数を減らし、市場に出回る魚の量を減らす→魚の値段が上がる→漁師さんたちの赤字が減る・・・と言う構図を狙ったらしい。なるほどねぇ~、漁師さん達にとっては、死活問題だからねぇ~。
と!そんなこんなで、原油高騰のあおりを受けて、あっちこっちの業界や庶民が悲鳴をあげている中、政府はなんか対策を講じているのかな? それとも、ひょっとして無策なの? なんとかして欲しいなぁ~~~~~~~、ホントにキムタクが総理になった方が良いんじゃない?
閑話休題。
そんな話題ばかりが聞こえてくる毎日なのに、観光地・熱海が凄い事になっている。
それは大型マンションの建設ラッシュ!
駅前には500戸以上の部屋数を持つマンション工事が進行中だし、街中に下れば100戸以上・150戸以上のマンションが、ぞろぞろと建設を進めている。あれ、誰が買うのだろう????
それによく、熱海市は建設を許したね。
思い返せばバブル時代にも、同じようにリゾートマンションの計画ラッシュがあったが、その時はライフライン整備が間に合わない事や、近隣関係者への配慮などの観点から、行政が独自のガイドラインを設け、無秩序な開発計画に歯止めをかけていた。また、リゾートマンションの場合、そこに住民票を移すわけではないので、ライフラインの恩恵には預かっても、市県民税と言った税負担はしない場合がある。結果的に行政の負担は増え、地域の人たちの負担が増えると言う構図が生まれる。今は何か違う対策を取った上での、マンションラッシュなら良いのだが・・・・と、ふと思ったまで。
魚が食べられないと嘆きながら、伊豆の海を眺めるのは、少しばかり心が痛む訳ですよ、はい・・・・・。