磨く・・・そして塗る

ひたすら磨く。
磨く道具は紙やすりの320番。存分に磨いたら、今度はフェルトでまた磨く。フェルトが摩擦で熱くなっても、ひたすら我慢で磨き続ける。つるつるになった事を確かめ、一人悦に入ったら、今度は塗る。
漆を塗るのは大変だから、オリーブオイルを使った。
ティッシュに少し垂らし、それをひたすら塗り込む。こう言う作業は、酒でも飲みながらやると楽しいが、生憎としらふ。塗り込んではオイルを付け、また塗り込んではオイルを付ける。こう言う事を遣ってるとホントに楽しいのだが、変わってますか? 納得いく色と艶になったら、乾かして完了。
これ、ある物のメンテナンスの様子なのですが、さてなんだか分かります?
実は箸のメンテナンスだったのです。桑の木で作った手作りの箸を使っているのですが、長く使い続けてくると白くなってくるので、こうして定期的にメンテしていると言う訳。100均に行けば、箸なんて幾らでも買えますが、作って貰った箸を大切に使い続けたいと思っているので、こんな事をしているのです。