本当の危機は二度目

リーマンの破綻に端を発したアメリカ経済の混迷が、大波に揉まれる小船のように揺れ続けている。何処ぞの国の大臣様は「ハチに刺された程度の話」と、鼻で笑ったような会見をしたが、そんなに楽観していて良いのだろうかと考えてしまう。
アメリカ経済の救済策は、議会で否決された「公的資金の注入(つまり税金)」か、「見放して一度破綻させる世界を巻き込んだ大恐慌の希望」かの、どちらかしかない。しいてもう一つあるとすれば、他国からの資金援助だが、大国アメリカのプライドに掛けても、他国に向かって「お金貸して」とは言わないだろう。これ・・・・図式とすれば日本も同じでしょ? 他国の話と傍観している場合じゃなくて、自国の話として考えるべきじゃないのだろうか。ハチに刺された程度だから、小便でも掛けておけば大丈夫大丈夫・・・なんて考え方をしていると大変な事になる。ハチも二回刺されると、アナフィラキーショックで死んでしまう事もあると言う事ぐらいは、知っていると思うのですけどねぇ。
バブル崩壊が一度目なら、本当に危険なのは次だと思うのですが、さて・・・。