『灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク6』 読了-43

灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク6 (文春文庫 い 47-10)
灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク6 (文春文庫 い 47-10)
池袋のトラブルシューターこと、果物屋の店番をしながら、コラムも書いてしまう真島誠のシリーズ第六弾。今回のトラブルは、盗撮画像を売買する小学生が、恐喝されて困っているので助けて欲しいと言う表題作「灰色のピーターパン」を、はじめとする四つの事件。個人的には「野獣とリユニオン」がツボ。強盗に襲われ、右足の皿を割られてしまった兄の復讐を、マコト依頼しに来た少女の話。これ、なかなか深い話で、負の連鎖と言うか、優しさの強さと言うか、そんな事がテーマになっている。軽く読めるので、マコト好きには、お薦め。
余談ですけど私の中では今でも、マコトは長瀬だし、キングは窪塚だし、サルは妻夫木だったりします。映像の刷り込みとは、かくも恐ろしい物ですねぇ・・・(笑)