設計者と冬至の関係

設計者にとって、一年のうちで一番馴染みのある日が冬至。
一応、冬至と言うのは12月22日と思われているが、正確には地球と太陽との運動周期が関係しているので、年によって微妙にその日時が違ってくる。時間は毎年少しずつ違うのだが、今年に限っては月日さえも違い、今日ではなく昨日だったとの説もある。さらに言えば、冬至と言うのは太陽黄道が270度になった瞬間が存在する日の事であって、その時間は一瞬だそうだ。
なんでこの冬至が建築関係者に馴染み深いかと言うと、大きな建物を建てる際には、その建物が作る影の影響を検討する事が義務付けられている。そのチェック日として、影が一番長く伸びる、冬至の日のチェックをしていると言う訳。だから少しでも背の高い建物を建てようと悩んでいる時には、冬至の影は超えなければならない大きな壁。高層建物ばかりを設計している人にとって、12月22日と言うのは、ある意味もっとも嫌いな日なのかもしれません(笑)
個人的には冬至は嫌いじゃないです。
ただし、日影のチェックよりも、柚子湯に入ってのんびりする方が好き・・・と言う意味でね。