謹賀新年

あけまして おめでとうございます。
今年もどうぞ、宜しくお願い致します。
今年はどこにも出掛けずに、食っちゃ寝、食っちゃ寝の三が日を過ごしておりました。休み中に読もうと思った三冊の本を枕元に積み上げ、飲んでは読み、読んでは飲んでおりましたが、その割には、一冊しか読み終えることが出来ませんでした。年が変わっても、私の読書スピードは、昨年と同じままのようです。ならば今年も心震わせるような、良書ばかりに出会えることを願っています。
ところで、二日の夜にNHKで放送されたドラマ、『福家警部補の挨拶』を観ましたか?
世間での感想は、どうだったのか?とても気になっています。
原作がとても良かったので期待していたのですが、その期待が大き過ぎたせいでしょうか? 個人的な感想としては、イマイチでした。ドラマ全体がギャグっぽく、とても軽いタッチで作られていた事にガッカリしてしまいました。そのせいで主人公のキャラクターまでもが軽薄に見えてしまったことと、ミステリのプロットまでもがチープに見えてしまったのです。刑事コロンボ・シリーズのように、シリアスな展開だからこそ引き立つキャラクターの魅力や、ユーモラスだからこそ魅せられる知力勝負までもが、消えていたような気がします。
例えば、足を引き摺りながら歩くと言う特徴を持つ被害者が、事件の直前に軽快なステップでジルバを踊ってしまうと、足を引き摺って歩くと言う特徴が意味を成さなくなってしまいます。それではトリックの根本が、揺らいでしまうことになります。だって、「普通に歩けんジャン!」と言うツッコミが出来てしまうから。まぁ、TVと小説では見せ方に違いが生まれる事は、仕方の無いことなのかもしれませんけどね。ちなみにBSで放送していた刑事コロンボも観たのですが、やっぱりアレは良かった~。
今年も建築にミステリーにと、楽しんでいきたいと思います。
どうぞ宜しくお付き合い下さい。ではでは。。。

コメント

  1. みけねこ より:

    明けましておめでとうございます。
    旧年中は大変お世話になりました。
    本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
    食っちゃ寝、食っちゃ寝の三が日は、実に正しい日本のお正月の過ごし方だと思います(笑)
    でも、この年末年始は、一年前には予想もしていなかった厳しい境遇に立たされている若い人たちがたくさんいるという現実に、私は心底楽しい年明けとはなりませんでした。
    もともと倒叙ミステリが苦手なこともあって、原作も未読ですしこのドラマも観るつもりはなかったのですが、やはり気になってちらちらと(苦笑)
    …コロンボというより、ムダにコミカルにしているあたり古畑さんを妙に意識していたような気がしたのですが、私だけでしょうか?

  2. ももんが より:

    あけましておめでとうございますー。
    お正月の浮かれた感じが段々薄れてきて寂しい今日この頃、やっとオリゼー作りました。
    間違えて付けたのを外してたら、指痛くなりました。小さいから大変。
    ドラマ見ましたよー。私は結構好きでした。
    お正月に楽しく見られる殺人事件、みたいな。楽しいこっちゃないっすけど。
    それでは今年もよろしくお願い致します。
    今年はオールスターを心の糧に、がんばります。夏までは(笑)。

  3. おりおん。 より:

    おはようございます。
    私には、チャンネル選択権が無く「福家警部補~」の時間には、別の番組がかかっていました。でも、実は、予告編を見た時点で「ン?何か違うぞ!」と思い、別に見なくてもいいやという気分になっていました。
    本の中の福家警部補はノンフレームのメガネをかけていて、私のイメージとしては「クール・カワイイ」系。ところが、予告編で見た永作ちゃん演じる福家警部補は黒縁メガネで、イマイチ知性は感じられず、「アラレちゃん?」って雰囲気。何か、デフォルメの方向性が間違っているような…。短い予告編の中でも小泉孝太郎の抑揚の無いセリフは予想通りであることを確認。
    ちなみに、友人は「推理ドラマにしてはテンポがノロノロしていたし、わざとらしい演出で観るに耐えず、途中でチャンネル替えた」と言ってました。
    原作は面白いし、せっかく、永作ちゃん主演なのに、もったいない…ですね。演出次第では、ドラマ経由の福家ファンも急増したはずなのに。
    原作本の方は続編を期待したいと思います。

  4. 探偵長 より:

    ねけねこさん、あけましておめでとうございます。
    今年も宜しくお願い致します。
    『福家警部補』ですが、作家の大倉さんはコロンボの原作をドラマ化する際に
    ご尽力された方で、コロンボに対する造詣も深い方なので
    ドラマも、てっきりそっち側の作り方をするものだと思っていました。
    仰るように、必要以上にコミカルでしたね。それが残念でした。
    ところで暖冬暖冬と言われていますが、景気はこれ以上無いほどに冷え
    将来への希望が抱けない若者が、不安な気持ちで迎えた新年だと思います。
    大人として何をして、何をしてはならないのかを、真剣に考える年だと思いますね。
    ももんがさん、あけましておめでとうございます。
    確かに「笑って観られる殺人事件」でしたよね。
    そう言う意味では、お正月番組らしかったかもしれません(笑)
    『もやしもん7巻』は、限定版を買われたのですね。
    ナノブロックのオリゼーは、確かに間違えたときが大変でしたよね、うんうん。
    私も、外せなくて苦労したので分かります(笑)
    それから、オールスターなんて言わないで、秋には札幌ドームと甲子園で
    「とら」と「くま」が対戦できる事を期待しています!
    おりおんさん、おはようございます。
    ご覧になられなかったようで、残念でしたね。
    ただ、「アラレちゃん」の例えは言い得て妙で、思わず笑ってしまいました。
    確かに永作さん演じる福家警部補を、作り間違えたような気がします。
    クールな可愛さが、足りなかったような気がします。
    原作の続編には、私も期待したいところです。