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そして五人がいなくなる<名探偵夢水清志郎事件ノート> (講談社文庫)
隣町に出来たばかりの巨大遊園地・オムラ・アミューズメント・パーク。
その巨大遊園地内の衆人環視の見守る中、一人の少女が忽然と姿を消すと言う誘拐事件が発生する。犯人は黒いタキシードにシルクハット、顔の上半分を隠す赤いマスクから銀色の目を光らせる
<伯爵>と名乗る人物。伯爵は大胆にも、他に3人の子供達を誘拐すると予告して来た。そして名探偵<夢水清志郎>が、颯爽と登場する―
はやみねさんの夢水清志郎シリーズは、なぜか本棚に全巻揃ってましたが、残念な事に私は未読のままでした。でも読んでみると面白い!乱歩の少年探偵団シリーズに通ずる楽しさがテンコ盛りです。また、本格が大好きだと公言される氏ですから、作品の随所にパロディが散りばめられていて、思わずニヤリとしてしまいます。この作品を書かれた当時は学校の先生との二束草鞋だったそうですが、それでこのクオリティは凄いです。夢水シリーズ、恐るべし・・・・・です。