梅と桜

梅の話題を通り越し、伊豆ではボチボチ桜の話題か?
そう言えば先週、仕事で熱海を通った際に桜が咲いていたような気がしたが、あれは梅だったのか?
話のタネにググッて見たら、先週末には「梅と桜を一緒に見よう」みたいなイベントもあったらしい。
そうか、もう春は近いのですね。
熱海では今こんな花が見頃です
そう言えば立原道造の詩の中に、『春が来たなら』と言う詩があります。
「春が来たなら 花が咲いたら」と書き出す詩は、静かで穏やかな暮らしへの憧れを、思い描いています。小さな優しい笑顔を浮かべ、花に触れて生きていたいと願います。そんな優しい雰囲気を持つ春の詩は、こんなふうに結ばれます。
「春が来たなら ひとりだつたら」
なんだか急に足元の地面を消されたような気分になるのは、桜の潔さか、はたまた立原の憐れでしょうか。散りゆく梅と咲く桜、どちらも散る花なのですね。