定額給付金の給付、あるいは給付申請が全国各地で開始されている。
ここ小田原でも、今月になってから申請書が各所帯に届き、各自給付手続きの申請を行っている。私も早々に申請したのだが、この申請書が少々解せなかった。それは給付金を受け取るための受け取り方法と、本人確認に付いての事。給付金は振込みが原則らしく、振込を希望する金融機関の通帳のコピーを、貼り付けろと書いてあったのです。その上、本人の身分を証明する免許書やパスポート類のコピーも、一緒に貼り付けろと書いてある。なんで通帳のコピーが必要なの?なんで免許書のコピーが必要なの?と、大いに疑問に感じたと言う訳。
水道や税金、保険料の口座引き落とし手続きだって、口座番号の記入と銀行印の捺印で事が足りる。それなのに、これに限って通帳のコピーまで貼り付ける意図は何なのだろう。その上、本人である事を証明する物のコピーまで、貼りつけさせる理由はなんだろう。
個人が支払う物に関しての確認はいいわいいわで、国が支払うお金に関しては、細かく確認すると言う事だろうか?だとしたら年末調整や、確定申告での戻り分の振込みだって同じことだと思うのだが、あれは申告書内に振り込み先の口座番号を書くだけで、事が足りているのは、これ如何に。
うちみたいにコピー機が有る人、あるいは会社などでコピーが利用できる人は良いけれど、コピー機など見たことも使ったことも無い人だって、中には要る筈。細かい事を言えば、コピー代だってタダじゃないし、ひょっとしたらコピー機がある場所(コンビニ等)に行く為に、バス代や電車代が掛からないとも言い切れない。そう言う事は、考えなくて良いのだろうか?
今朝の朝刊の地方版に「混乱する小田原市の定額給付金」みたいな見出しで、申請書の書き方に戸惑う人の様子が書かれていた。この記事で分かったのだが、本人確認の書類(免許書やパスポート)のコピーを貼り付ける必要があるのは、その申請書を本人以外が書いている場合だけで、本人が書いている場合には必要が無かったらしいと言う事。そんなこと、何処をどんな言うに読んでも、理解できなかったけど、それは私の読解力が無いせいなのか、それともそうは書いていなかったと言う事なのか。
この定額給付金にどんな意味があり、どんな効果が期待できるのかは、今だ予想も付かないが、個人的には早く通り過ぎて欲しい、小さな砂埃のように思っています。