今朝の朝刊に、「本陣殺人事件の草稿見付かる!」と、大きく載っていた。
興味の無い人が見たら、「なにそれ?草稿って美味しいの?」レベルの話かもしれないが、私は思わず声を上げた。だって草稿ですよ、草稿。
つまり簡単に言うと「下書き」ってことだけど、ただの下書きじゃないでしょ~。
あの金田一耕介が、この夜に誕生する前の下書き。その価値は計り知れない。
建築的に例えて言えば、吉村順三の「軽井沢の山荘」のエスキース前のイメージラフ・スケッチみたいなものかもしれないし、辰野金吾が「日本銀行」のディティールを走り書きした、大学ノートの一ページみたいな物・・・・・・ちょっと違うか?(笑)
まぁ、いずれにしても、興味深いことには違いない。
久しぶりに、正史の『自伝的随筆集』でも、引っ張り出してみようかなぁ・・・と、思ったのでした。