LEDの誤算



寿命が長く、熱も発しない次世代ランプシステムのLED。
価格は高いが、長い期間交換する必要がないと言われていることから、最近では住宅にもそのランプを採用する方が増えていると聞く。国もエコに繋がると、控えめながら推奨しているようだが、必ずしも良いこと尽くめでも無いらしい。
例えば利点と思われていた熱を発しないことが、雪の降る地方では問題なるそうだ。
雪国の道路に立つ信号機のランプがそれ。
従来は照明器具が発する熱で、信号機に付いた雪を溶かし、ドライバーに正しく信号を伝えることが出来た。ところがこれをLEDに変えた途端、熱で雪を溶かすことが出来ず、その結果、信号に雪がビッシリとこびり付き、色が読めなくなるという現象が発生したそうな。
つまり照明器具には、明るさを確保する目的の他に、熱を確保するという目的が必要な場合もあるということだ。一律にコレ!と決めてしまうのではなく、適材適所で選びたいと思うのです。
寒い夜、フロアスタンドの柔らかな光とぬくもりを感じながら、静かに過ごしたいと思う。
そんな夜、ありませんか?