日中はまだまだ猛暑が続く毎日ですが、昨夜辺りは涼しい風が吹き抜け、まんまるのお月さんを眺めるのには、なかなか心地の良い夜でした。何処かで鈴虫の声も聞こえていたような気もしますが、私の気のせいだったのかもしれません。
インコの蒼が産卵中で、既に2つの卵を産みました。
今日で中二日なので、3つめを生むとしたら、今夜か明日あたりだと思います。
インコを飼い、それも卵を産む雌を飼い、その産卵シーンを見ていると、なんだかとても可哀想な気持ちになります。雌に生まれてきたばかりに、孵るはずも無い無性卵を苦しい思いをして生み続け、その挙句、左足はまともに開かない状況に。
産卵直後の苦しみようは、とても辛い気持ちになります。羽を大きく広げ、体全体でゼーゼーと大きく息をして、それが暫く続きます。もしかすると、このまま死ぬんじゃないかと思うぐらいに。
そんな長い息の乱れがようやく治まると、今度はお腹が痛むのか籠の隅にうずくまり、じっと目を閉じてしまいます。
蒼の落ち着いた頃を見て、卵を偽卵とすり替えます。
まだ少し暖かい小さな卵は、ひょっとすると蒼からの贈り物なのかもしれません。
そんなことを考えながら、月を眺めていました。
ゆるゆるとですが、秋は近づいているのかもしれません。
放っておいた植木鉢に、なにやら花が咲いていました。
これも去年からの贈り物です（笑）
天工舎一級建築事務所
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