『長い廊下がある家』


ミステリ作家の有栖川有栖さんの新刊『長い廊下のある家』が、光文社さんから送られてきました。
『長い廊下がある家』
「著者謹呈」の栞が挟まれていました。
有栖川さんには、いつもいつもお気遣いいただき、本当に感謝しております・・・とここで言う(笑)
いえ、後でお礼の御挨拶を書かねば・・・。
それにしてもこの書名、そそられますなぁ~。
「長い廊下」って、一体どれぐらい長いのでしょう? 


例えば一般的な住宅の広さを、30坪から40程度と仮定しましょう。
総二階の建物と考え、さらに縦横の長さが同じ程度の平面だったとすると、一辺の長さはおよそ8mになります。玄関から真っ直ぐに伸びた廊下が、そのまま建物を真っ直ぐに突っ切ったとしても8mです。乗用車二台分の長さより短い距離しかない廊下でも、建物の中と考えれば、随分長いと思います。ですがこれ、一般住宅の場合の話。
では本書の「長い廊下がある家」とは、一体どんな建物なのか?
そんな興味で読んでみるのも、また一興かもしれません。
勿論、本筋はミステリですから、二度目三度目と読み返すときの、お楽しみにしては如何でしょう。
そんな視点でミステリを読むのは、私だけかもしれませんけどね(笑)
話はクルリンと変わって、以前建物の図面を書かせていただいた『女王国の城』が、文庫化されるそうです。東京創元社さんの新刊案内にも載っているので、もう御存知の方も多いと思います。
その本の中に載せる図版の件で、出版社さんから御連絡を頂きました。
既に御連絡いただいた図版の微調整も済ませ、出版者さんには納めております。
こちらも何かと楽しみです。