家の設計をしていると、ペットを飼われている方が、意外と多いことに気付きます。
犬や猫、金魚や鳥やうさぎ、変わったところではフェレットを飼っていた方も居ました。
また飼い方も様々で、ひとくちに犬と言っても、小型の室内犬を飼われている方もいれば、大型犬を外で飼われている方もいます。どんな生き物であっても、ひとたびペットとして可愛がり、名前を付けて食事の世話などをし始めると、それは立派な家族の一員。家を考えるときに、ペットへの配慮を考えるのは、当たり前と言えば当たり前の話なのです。
今も猫二匹と共に暮らす家の計画が進んでいますが、猫のトイレの位置をはじめ、お世話する道具の置き場なども、打ち合わせの最初から話題に上がります。ペットは疎かに出来ないのです。
ところで最近は鳥インフルエンザが猛威を振るい、九州地方の養鶏所に大きな打撃を与えています。
なかでも宮崎県は被害が大きいようで、なんで宮崎ばかりがと胸が痛みます。
今回の鳥インフルエンザは、通常の南から北上するコースを辿るのではなく、北から南下していると言う話も聞きます。今日も長野県で、鳥インフルエンザで死んでいる鳥が発見されたそうです。
もう九州だけの話ではありません。
私の住む小田原では、野鳥がたくさん見られることで有名です。箱根や丹沢連峰が近く、海にも接していることから、野鳥も渡り鳥も多いのでしょう。
ところが鳥インフルエンザが蔓延し始めると、野鳥がたくさん見られることを、喜んでばかりもいられなくなります。付近に大きな養鶏所こそありませんが、何がどうなるかが分からないのが、進化するウィルスの怖いところ。今は人に対して無害でも、いずれ有害になるかもしれないし、それ以前に鳥をペットとして飼われている方は、不安に感じているかもしれません。
勿論、養鶏業を生業とされている方とは心配の度合いが違いますが、それでも心配なことには違いありません。私も家にインコが居るので、手洗いやうがいは、自分の為だけでは無いと言う気持ちで行なっています。季節だけで言えば、夏の暑い時期より冬の寒い方が好きなのですが、インフルエンザだけはいただけません・・・・・・。早く治まることを願っています。
鳥に限らず犬でも猫でも同じですが、ペットと共に暮らすと言うことは、家の中での設えだけではなく、インフルエンザをはじめとした病気を持ち込まない、ちょっとした心遣いも必要なのですね。
天工舎一級建築事務所
E-mail toshio0223@k-tantei.com
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