『妖怪アパートの優雅な日常5』 読了-11
楽しかった夏休みも終わり、有士の二学期が始まる。学園祭に体育祭と、何かとイベントの続く新学期だが、そこに二人の新任教師がやってくる。優しい美人教師の青木と、かなりテキトーな雰囲気を感じさせながらも、不良生徒たちにもウケの良い千晶。だが二人の教師には、それぞれ秘密の部分があった。魔道書使いとしてレベルアップした有士に、新たなトラブルが――。
読んでいるとホッとする柔らかさは、この巻でも不変。特に自己の存在を認めてもらえることの幸せと、人が人を思いやれる優しさ、そのあり方にはとても共感できる。
また青木先生と千晶先生を対比させることで、他者への思いやりとは何かを感じ取ることが出来る。干渉する事が思いやりと捉える青木先生と、じっと傍に居てただ見守る優しさこそが、信頼に裏打ちされた思いやりであると思っている千晶先生。好みや考え方は人それぞれだが、本当に大切なことは、相手のことを思う気持ち。さて、どちらが読み手の心に伝わるのだろう?
千晶先生には、今後も登場して欲しいと思います。
天工舎一級建築事務所
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コメント
こんばんは。
たくさん読んでいらっしゃって尊敬します。
読むのも書くのも、お得意なのですね。
羨ましい限りです。
ポチ!してゆきます☆
遅レスで失礼致しました。
私にとって読書は趣味ではなく、生活の一部なので
読んでいないと気持ちが悪いというか
落ち着かないというか、そんな感じものです。
書くのは難しいです、はい。
いつも、ポチっとありがとうございます。