『妖怪アパートの優雅な日常7』 香月日輪著/読了


卒業のシーズン。
有士の学校でも3年を送り出す、予餞会の準備が進められていた。目玉はなんと言っても、千晶のステージ。準備に盛り上がる下級生は準備に大忙し。一方アパートでは、まり子さんが妖怪託児所から卵を預かってきたのだが、卵から孵った謎の赤ん坊が、なぜか有士に懐いてしまった。
過去から現在へ、そして未来へと続く時の流れの中で、変わってしまうもの、変わらないものがある。
妖怪アパートからも、仲間の一人が旅立って行く――。

波乱万丈はない。それなりに賑やかだし騒がしい場面もあるけれど、この作品はシリーズ通して穏やかな流れの中で物語が流れていく。そこが良くて読んでいる。そして本作も良い感じで癒されます。
一つ難を言えば、るり子さんの料理を、もっと堪能したかった。

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