カランの気遣い
「カランコロン」と、下駄を鳴らしてやって来るのは「ゲゲゲの鬼太郎」。
家の中にあるカランは、水道の蛇口のことを指します。
水の出てくる所が、なんで蛇の口なのかは分かりませんが、たぶん蛇には関係があるのでしょうね。
それじゃあカランの意味は? と、なるところですが、正直それも知りません。
工事現場では、誰もが「カラン」と呼びますが、一般の方に「カラン」と言っても通じないと思います。
なんでしょうねぇ・・・・・・、このカランって呼び名は?
ちなみに下の蛇口は、クロスハンドルと呼ばれるデザインの物で、レトロなイメージがあります。
この形、けっこう好きだったりします。
写真の物はハンドルの真ん中に陶製のプレートが設けられており、そこに「COLD」と書かれていますが、私が子供時代に通った銭湯では、「H」と「C」と、書かれていました。
「H」はHOTの意味で、赤い陶のプレートに書かれ、「C」は「COLD」で、青い陶のプレートに書かれていたことを思い出します。文字だけではなく、色でも伝えようとしていたデザインは、きっと安全への配慮だったのでしょう。
家と言う生活の場においては、自分の好きなデザインが見た目だけでなく、安全や使い易さにも繋がっている事が大切だと思います。
天工舎一級建築事務所
神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
E-mail toshio0223@yahoo.co.jp