『ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~』 三上 延著/読了
鎌倉にあるビブリア古書堂を舞台に、古書にまつわる謎やトラブルを描くシリーズの三作目。
まず最初に、ブログのカテゴリーを「ミステリ」にしていますが、本作に関して言えば、「ミステリ」として括るのは、チョッと無理があるかもしれないかも? 確かに謎は提示されるし、それを解き明かしていくプロセスはあるのですが、それはなんとなくオマケみたいにも読めてしまいます。
本筋というか、この巻で書きたかったことは、今後展開されるであろう、消息不明のお母さんの話への予告編のようにも読めてしまうので。
1、2巻の面白さに比べたら、やや小休止的な感じですが、4巻以降への期待も膨らむことは確か。
それに宮沢賢治の本が、ネタになっているのは悪くないです。
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