昨日の敬老の日、祖母が熱海市で一番の長寿となり、市長からの表敬訪問をいただいた。
記念品や花束などを頂戴し、新聞にも載っていた模様。
たぶん106歳だと記憶していたのだが、新聞には105歳と書かれていた。
あのぐらいの年になると、1歳ぐらいの違いは、大勢に影響が無いのかもしれない。
人は長生きするだけで大きな役割を果たしているのだと、あらためて考えさせられた。
そこが何よりも大事だと。
今から105年前といえば明治38年。
日露戦争が起こり、ポーツマス条約が締結された、はるか昔のこと。
夏目漱石が『吾輩は猫である』を執筆し、建築家の前川國男が生まれた年。
作ることは難しく、壊すことは容易いことを痛感し、抗わないことを意思として示す気高さを知る。
育てることもまた難しく、無くすことの無念さに胸を痛める。
午後から改修現場の現地調査だったので、いろいろな意味で、そう感じた一日。
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