土台交換は無事終了
工事の進むアトリエの改修現場。
土台の痛んでいた箇所を撤去し、新しいものに交換した。
気掛かりだったのは土台下の基礎の劣化だったが、全く問題が無くて一安心。
土台を縫い付けるアンカーボルトの孔を開けるのに、難儀するほど硬かったようだ。
何はともあれ、良かった良かった。
一部分(約3.0m)だけ土台が痛んでしまった理由は、そこだけが地盤よりも低くなっているから。
そのため雨が降ると、土台が直接濡れてしまっていた。そうなるに到った経緯はいろいろあるようだし、大々的に費用を掛けて整備しようと考えれば、建物周囲の地盤面を造成しなおす方法も勿論あるが、対費用効果を考えると懸命ではない。なんせ建物だけでも150坪と言う大物だから、建物周囲の造成を遣り直すと言ったら、結構な費用になってしまう。
そこで今回は、この部分だけを掘り下げ、排水溝を設置して土台が濡れない処置を施す。
最低限の費用で、最大限の配慮と効果を期待してみました。
改修工事って、たくさんの小さな点への配慮に気を使います。
天工舎一級建築事務所
神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
E-mail toshio0223@yahoo.co.jp