仕上がりにこだわって
ガラス作家のアトリエ改修工事現場は、来週末の完成に向けて急ピッチで作業中。
照明器具の取り付け工事や、造り付け本棚の取り付けを慌しく行っている。
そんな状況ですが、改修工事特有の追加のご要望も何点かあり、結構バタバタしています。
その喧騒ぶりに更に輪を掛けてしまうのは、仕上げへのこだわり?――と言っても良いでしょう。
既存の壁は、塗装が施されていない石膏ボード(PB)が貼られたままの状態だったのですが、今回の改修工事の中で白く塗装しました。製作されたガラスアートを写真撮影するための、一つの背景としても利用出来るようにと考えられてのこと。
下地の不陸は気にしないので、とにかく白く塗ってあれば良い――とのことだったので、そのまま白く塗装してみたのですが・・・・・・どーしても気になるのです・・・・・・ボードのジョイントが。
クライアントは「気にならないから、平気」とのことでしたが、造っているこちら側が気になるので、塗装屋さんにお願いして、ジョイント部の不陸を直してもらう事になりました。
時間が無いのに申し訳ない・・・・・・。
ジョイントに寒冷紗を貼り、パテで不陸を調整しているところです ↓
ちなみに既存の様子は、こんな感じ ↓
壁の途中までが白く塗られていました。
使い手の納得は大切ですが、造り手の納得も同じように大切です。
両者の納得いった建物を造ることが出来れば、完成した後に呑む酒も、また旨いと思うのです(笑)
もう少しです。
天工舎一級建築事務所
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