転圧中


基礎工事を行う前の準備中。
地面を突き固めながら、水平に整えていく。
基礎のスラブ(耐圧盤)を設置する際に、地面を平らにして、鉄筋の被りを均一に確保するため。
その為にも捨てコンは大事なのだが、最近は省略して耐圧盤を打つことも多いらしい。
まっ、鉄筋下端の被りが均一に取れれば良いし、スラブ配筋のピッチが適切に確保されれば、ステコンの必要性は絶対ではないが、それでもあるに越したことは無いし、何より基礎工事が綺麗。
また、工事の見積書には「捨てコン 〇〇㎥ 工事費幾ら」と、計上されていながら、現場でその施工が行われていないなんて事もあるので、注意が必要。
転圧作業中
写真は転圧機(タンパー)で、地面を突き固めている様子だが、一昔前までは人力で「タコ」を使って固めていた。また基礎底面に敷き詰められたのは、砕石ではなく、割栗石。
タコとは、丸太に長い棒を3本か4本設置した物で、その姿がタコに似ていたところから、そう呼ばれていたと思うのだが、さて正式名は何だろう?
で、割栗石とは、河原などに転がっている大きな石をイメージして貰えれば、ほぼ正解。
砕石は文字通り、砕いた石のことで、今、工事現場で見かけるのは、ほとんどが砕石。
でも割栗石を小端立てる(こばだてる)方が、絶対に丈夫だと思うのだが、石の向きを揃えたり、隙間無く敷き並べる作業が人の手に委ねられるため、時間と手間が掛かるので最近は見掛けない。
それに砕石はリサイクル製品も多いため、ある意味では重要な製品であるとも言える。
とまぁ、そんなこんなで、世間様は3連休でも現場は平常運転中。
私も月曜だって、仕事です、はい。