変わり行く家の基準/窓や玄関扉


昨日は午後から、YKKの小田原工場に、お勉強をしに行って来た。
どんな勉強かというと、家に求められる基準の改正・・・・・・と言った感じの内容。 
防火・準防火地域に該当する土地に家を建てる場合、建物には燃え難く造る一定の義務がある。
それは屋根や外壁は勿論のこと、窓や玄関扉にも防火性能は要求されます。
昨今、家を建てる際に、窓にはアルミサッシュを用いることが一般的だが、そのアルミサッシの防火性能は、各サッシメーカーが国の基準をクリアするように製作し、試験結果で合格したものだけが世に流通し、それを家に設置することで窓の防火性能が担保される。つまりサッシメーカーの保証だけが、安全の拠り所になっている。
そんな大切な防火サッシや防火扉の仕様が、今年6月に刷新されることを、これから家を建てようと考えている方はご存知だろうか?窓の防火仕様が刷新される――と書いているのだから、当然、「刷新」に意味がある。
私も詳細には説明できないが、凄く簡単に言えば、「今までの防火サッシにはチョッと問題があったので、これから全て正しい物にしますからね」という意味だ。
その内容に関するサッシメーカーの説明会に行ってきたと言う訳。
これから暫くの間、建設現場は、特に住宅を建設する現場は、何かとバタバタしそうな気がするが、正しい情報を持ち、信頼できるクライアントの味方を家造りのパートナーにすれば大丈夫。
きっと上手く乗り切れる筈。そうで無い人は、多少のトラブルが生じる過渡期に差し掛かっていることを、理解しておくべきかもしれません。
日進月歩で変わり行く基準、技術、コスト、それらを全て施主が熟知するのは不可能ですね。
家を建てる時、「騙されないようにしよう」と考えるよりも、「信頼できる人と一緒に建てよう」と考えるほうが好きです。
話が反れちゃいましたが、防火窓・防火扉に関しては、今後も触れると思います。