通勤や通学に電車を利用されている方、しかもそこそこ長い時間電車に乗らなければならない方で、毎朝、お腹の不安に冷や汗を垂らしいる方は、意外に多いのではないかと思います。
私も学生時代は、そうでした。私の場合は朝食の際に牛乳を飲むと、必ず目的地の二つ三つ手前の駅で途中下車しなければなりませんでした。だからその改善策は、牛乳を飲まないこと。
そんなふうに自分のお腹を調子を、自分で管理できる場合は深刻ではありませんが、これが自分で管理出来ないとなると、とんでもなく厄介だったりします。
大切な商談や会議、プレゼンの前になると、なんだかお腹が痛くなるような悩みを抱えている方にとっては、出世にだって響くかもしれませんね。
そんなお腹の不安を循環器科の医師でもある著者が、原因から論じ、食事の摂り方による対処療法や、アルコール類の摂取方法と言った視点からも考察しています。過敏性腸症候群という病気の場合もあるので、これさえ読めば万事解決!――と、言うわけには行かないかもしれませんが、通勤電車の中で本書を読むことで、気を紛らわせる・・・・・・なんて効果はあるかもしれませんね。