10年後のリペア


小田原市内に建つ「D・BOX」は、今から10年前に完成した小さな住宅。
築10年を経て、色が飛び、少し苔が生えた外壁を塗り直し、腐食した月見台のスノコ板を張替え、駐車場に敷いた枕木を交換するという作業を行った。
◇既存外壁の様子◇
既存外壁の様子
◆リペアした外壁◆
リペア後の外壁
◇既存外壁の様子◇
既存外壁の様子
◆リペア後の外壁◆
リペア後の外壁
外壁の塗り替え工事は、見た目の綺麗さを取り戻すと言うことは勿論だが、それ以上に外壁の亀裂の発見や処置、あるいは各所のコーキングの打ち直しといった、建物の状態保全と防水性能の再確認という意味が大きい。だから「汚れていないから大丈夫」ではなく、例え汚れていなくてもチェックだけでも行うことが望ましい。人間で言う、健康診断みたいなものだといえば、分かりやすいか。
ちなみにこの建物は、設計当初からメンテナンスを容易に行えることを念頭に置いていた。
当然、その費用も安価に納まるように考えて、デザインが決まった。月見台の交換作業、駐車場の枕木の敷き直し作業などの様子も交えて、別の機会に書いてみようと考えている。
D・BOXは10年後の2023年、再びリペア作業を行う予定。