お弁当屋さん「あ・うん」小田原ラスカ店のイメチェン


食材に拘り、健康に器配慮したお弁当を作る、小田原のお弁当屋さん「あ・うん」。
小田原駅のラスカ1階にある店舗の、お色直し工事が終わった。

この店舗は、とにかく狭い。
隣に並ぶ店舗には、奥に厨房やらバックヤードやらのスペースがあるが、この場所の奥には機械室があり、純然たる店舗スペースは見えている所だけという狭さ。しかも機械室に出入りするための扉も売り場内にあり、そこを塞いでしまう事も許されていない。さらに壁を加工したり、タイル等の材料を貼ることも認められないという悪条件が重なる。

それでも店の印象を変えたいと言うのが、今回の計画趣旨。
でも出来ることは限られている。予算は勿論だが、工事できる時間も閉店した夜から、次の朝の仕込みまでという、片付けだけで終わりそうな時間(笑)

リメイク前 既存の様子 ↓
既存

お店の考えるイメージと、数時間で可能なリメイク作業内容。
使える材料も限られているので、あれもこれもが出来ない中、とにかく隣接する店舗との違いを主張しながら、店の持つイメージとお弁当に対する愛情を表現する。

その結果、使用したのが京都の唐紙。
店のロゴを入れた物を依頼し、短時間で施工でき、かつ簡単に現状復帰が出来る物を店舗の顔にすると同時に店の看板に。機械室への出入り口扉は、お弁当に対する拘りを描いた藍染の幕で隠す。

大きな改修は出来ませんでしたが、ほんの少し手を入れただけで、店の印象は大きく変わりました。
これを機に、お弁当の味も、ますます進化していくことでしょう!

リメイク後 ↓
お色直し後