南町の家は明日、上棟予定だけど、天気予報では90%の確率で雨らしい。
敷地間口は約5.5m。
建物間口は2間、奥行きは8.5間という細長い建物。
柱や梁の組み立て作業に関しては、他の工事現場以上にクレーン車が重要になる。
だからこそ雨が降ると分かっているなら、無理に作業を行わない方が良い。
という事で、明日の上棟は順延となった。
外の仕事は、自然に逆らわない方が無難だから。
そんな南町の家は、すでに認可を受けている「景観地域の届け出」に関して、変更の手続きを行うことになった。
この地域は建物の形状や色彩に関して規制が設けられていて、その指導に従う必要がある。
計画建物も勿論、外壁や屋根に関して基準に適合するように考え、その内容を届けていた。
だがその申請作業と同時に、市へ相談していたことがある。
それが補助金の対象建物に該当しないか? ということ。
計画地は景観に対する規制が設けられている地域だが、同時に景観により配慮した建物の場合、一定の基準で外壁等の仕上げ材料費の一部を補助するという特典? のような物も設けられている。
その対象建物にならないか? という相談をしていたのだが、これが条件付きでOKをいただいたので、条件に合うように変更の手続きを取るというもの。
と言っても補助金の対象となるのは、道路に面している面の仕上げ材に対してのみで、今回の建物の場合、その数量は少ないのだが、なんせ隣家からの失火が原因で全焼した建物の建て直し工事。予算が本当に限られているので、少しでも足しになればと、私の独断で相談していたこと。たとえ数十万円、あるいは数万円でも補助していただければ助かる。
しかもこの補助金に関しては、市の予算もほとんどないので、年に一軒認められるかどうかというもの。
過去に一軒しか前例がないという。
とまぁそんなこんなで、自分の仕事をドンドン自分で増やしている(笑)
だが良い、きっと仕事の後の酒は旨いだろうから。